CNC自作~運用編~
前回に引き続き今回は運用について解説してゆきます。
運用編と言いながら切削まで行けていないのであしからず…
前回の勘違いから引き起こされた悲劇(回路図の間違い&勘違い)によってかなりのショックをうけて製作中断していました…
どうしようかと右往左往してたら、偶然twitterにて木製CNC自作さんを見つけてさっそくフォロー、いろいろ愚痴ってたらなんとご厚意によりステッピングモータドライバキットを頂くことになりました。
それがこちら
TB6560AHQ2相バイポーラステッピングモータードライバキット
相あたりの最大出力電流3.5A、1/16マイクロステップだそうです
組み立てもしやすく説明書も丁寧だったのでわかりやすかったです
こんなもの3つもいただいていいのかとても恐縮しています(;^ω^)
キットは木製CNC自作さんのHPにて販売なさってるようなのでぜひ…!!
というわけで頂いたものだからしっかりPRしていきたいと思います!!
とりあえずこれでステッピングモータを動かしてみたいと思います。
【用意するもの】
step/dirが出せるものなら何でもいいそうです。今回はGrblを用いるのでArduinoを使います。
・ステッピングモータ
ヤフオクで買ったもの、24V0.3Aユニポーラタイプ
・GrblController
Arduino用の制御ソフトです
【準備】
GrblControllerを用いるためには、ArduinoにHEXファイルを送信しなければいけません。英語が読めるならGrblのwikiを参照するのが良いと思いますが、今回は簡単に説明します。
・GrblControllerのダウンロード
こちらからダウンロード、最新のverは3.3.5です(2013/4/15)
・HEXファイルのダウンロード
こちらからダウンロード、verはv0.8cです(verによってはうまく動かないので最適なverかを注意してください。)メモ帳にコピペして.HEXで保存してください。
・HEXファイルをArduinoに書き込み
Xloaderを使います。
【設定】
Arduinoとモータドライバの接続pinは以下を参考にします。
limitスイッチはまだ対応してないのかしら…
GrblControllerを起動させcomポートと接続させるとこのようなウインドウが出ます。
setting画面でステップ数、送り速度を決定します。
私の場合は、送りねじのピッチ3mm、1/2ステップ、モーターが200stepタイプであるため
200step×2÷3=133.333step/mmにしました。(たぶんあってるはず…)
そのほかに加速度など設定することができるのですが、あまりよくわかりません(*'▽')
ちなみに、送り速度Fを変更する際は、arduinoのリセットボタンを押すなどしないと変更できないので注意してください。
【まわしてみた】
・送り1000mm/min加速度1mm/sec^2
http://www.youtube.com/embed/8_HQxgjiGBA
・送り100mm/min加速度1mm/sec^2
http://www.youtube.com/embed/fHcxeeJilMA
・送り10mm/min加速度1mm/sec^2
http://www.youtube.com/embed/KXvoU7kD8yw
脱調などを考えるとこのモーターの場合はF10~F100程度での運用が良いと思います。
モータは24V0.3Aタイプであるため、流れる電流はすくなくTB6560AHQが発熱するようなことは全くありませんでした。
しかし、停止時はモーターが回転せず電流が流れるためとても発熱します。
(モーターを改造して流れる電流を2倍にしてもモータドライバが焼け死ぬことないかも?)
いやはやしかしこのモータドライバすごいです…
まだうまく使いこなせてはいませんが(´・ω・`)
4月は学校が始まっていろいろやることが多かったんでぼちぼち切削に入りたいとおもいます
次回~切削編~につづく…?